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「職人思想」の行き過ぎについて

職人思想と言うのがアニメにはあって。それは大塚康夫さんの発明した観念。
アニメーターは作家ではない。「職人」だと。
実際そういう仕事内容が日々つづく訳だから、それはたしかでもあると思うのですが、
宮崎さんは特別才能有るから作家だけど、作家になれるような特別上手い人なんて滅多に居ないから
目ざすなと。
私はこの教え方はどうかと思う。

実はこの当時のテレコムには、特別な才能ばかり入っていた(笑)
今思いおこせば、天才ぞろいなの。
お陰で自社では皆全員活躍出来ず(爆笑)

それと、大塚さんは高畑さん、宮崎さんという凄い監督と若い頃から一緒だった訳で、
自分は監督(作家的な)ことせずとも幸せであったと思ったりします。

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もう一人、職人思想を広めた人が居ます。それは井上さんです。
井上さんは若い頃、「目ざせ!人間国宝」と言っていた。
アニメーターは作家ではない。また、裕福になれる職業じゃないけど、
とことん上手くなれば人間国宝なれるかも!?と、冗談のような、本気のようなことを言っていた。

当時はありえねぇ〜〜と思ってましたけど、今はほんとに井上さんは人間国宝になる気がしています。

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しかしですね、このアニメーター職人思想は行き過ぎたと思います。
だって凄い上手いアニメーター達が集まるリアル劇場アニメがつまらないのは、
何も思いつかない、または、普段からこんなアニメ造りたい、こんな感じのキャラを描いたら魅力的だろうな、
そういうことは皆思いつかない集団になってしまった。

大塚さんはアニメーター兵隊思想があったんだけど。
宮崎さんみたいな特別の人の子分をするべきと。

大塚さんはそれでOKです。

しかし、次の世代の上手いアニメーター達は、この人に付いて行けばそれでよいや、と思える
監督が居なくなってしまった(笑)
全員職人で、兵隊ですから。

変な話しだけど。トップになればなるほど、0から面白い絵、魅力的な絵を発想する力が消えて行っていると言う〜
摩訶不思議な現象が。

アニメーターのオリジナルのイラストが何処かの雑誌等に載ってみれる時に、
あれ?って思いませんでしたか?
ネットの素人さんの絵描きさんの上位面子の方が遥かに発想が豊かで。
彼らは多分、見抜いているかもしれない。

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私らの若い頃はイメージボード描けない病と言うのが流行っていて。
宮崎さんのイメージボードに感動した人は沢山いたはず。
だから描いてみたいのだけど、全然描けない。

描けた人は、貞本さん、真広さん、カナブンだけ。

カナブンはそれのオーソリティだから。どうして描けるの?と教えてくれと聞きに来た人が居た。
それが磯さんと森田君。
俺と同居している頃、教えていた。森田君にはレイアウトの取り方とかも。
パッと見て、絵になるコツみたいのがあって・・・それを。
隣の部屋で教えていた。

磯さんの彼女の思いでのイメージボードは、カナブンが教えた筆の描き方だね。
絵の具を筆で水を大量に含ませるコツとかそのまんま。

北久保さんがアキラの時、カナブンに聞いていた。
カナブン、イメージボードって「ラクガキ」のことですよ、と答える。

皆、宮崎さんのボードが高級に見えるから、描く前に恐れてしまった。
ホントは、誰にでも描けるラクガキの事。

皆、ラクガキしていて楽しいでしょう?
宮崎さんのボードはそれが徹底的に行った絵。

上手いアニメーターはラクガキ出来ない、不得意。ほとんどしない。
してもリアルなキャラの顔、ポーズ描くだけ。
背景込みでラクガキしない。
こんなシーンがあったら楽しかろ、そういうのが欠けている。

キャラクターだけ描いているタイプでも、キャラに思い入れ深くなってくれば、背景も見え出すだろうに・・・。

キャラの思い入れを否定している処にもこの背景が有ると思うのだけど。
(女の子描くと魅力が無いのはここら辺の理由)
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リアル劇場大作アニメがどうのもつまらない、とはもう誰でも思って居て、言っても良い事だろうけど。
演出が〜〜シナリオが〜〜とかケンケンガクガクして居る人も沢山いたけど。
それもあるとは思う。

一番の問題は。
華が無いことだ。と、思う。
これは皆がうすうす思って居るけど言わなかった事だと思う。

アニメーターに作家的な部分を否定していたせいかどうか?
とにかく、スーパーアニメーターの絵には華が無い。劇場のトップクラスの絵には華が無い。
これが一番のアニメの弱点だと思う。

お客さんは華に、花によって来るんだよ。

花を支える幹はすごく訓練され丈夫になったけど、花を付けるの忘れていた。

私は宮崎さんの話しばかりするから今回はおいといて。
安彦さんも、京都も、庵野さんも両方或る。
今のリアル劇場は片方だけなんだ。

スカイクロラの方がエバの劇場より高度な難しい作画描けている作品なんじゃないかと思って居る。
(思って居ると言うのは、予告しか見ていないからなのだけど)
でもエバの画面の方が釘付けになるはずだ。
これは発想の差。監督の頭に或るビジュアルの差。

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うつのみやさんと最後にあった時の話しの内容はこれもあった。
高級病と、職人思想の行き過ぎを話してた。

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大塚さんと井上さんの職人思想は、言葉上は同じだけど内容は違う。

大塚さんの職人には、なんか、アニメーターは「芝居、役者である」と言う部分がもの凄く強い。
動きの大塚康夫、と呼ばれていたけど、それちょい違うと思う。
芝居、役者の大塚康夫であると。
良い監督が居て、それに答えて演技する名役者のようだ。

井上さんは、作画、作画自体が好きなんだと思う。
作画オタク世代の究極。
それはそれでOK であるけど。

井上さんの問題は、井上さんって面白い作品に関わった事あまりない。
今の上手いアニメーターの寂しさの代表のような。
大塚さんは、よりによって、というくらい、人の記憶に残る作品ばかりなぜかする。
新旧のNO1の違い。

私らが学生でアニオタの頃。
良い監督、作品の回りに凄いアニメーターが固まっていて。あれ、カッコイイと思っていた。
今は逆。
それにしたって逆すぎる。

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一流アニメーターの作品がつまらないのは。
それはラクガキも出来ないほど、作画の一部の技術に偏ったせい。

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それでね。
今は面白い絵を描ける新人が入って来た場合。生き残れないんだ。
上手くて、面白い絵が描けるのは、カナブンだけじゃないの。
ちゃんと世代世代で、ちゃんと出て来る。でも生き残れないの。
だから貧乏産業なの。
私が今、危険なこと話しているのは、もう二度とカナブンを出さないため。
また生き残れた時は、ただの上手い人になりさがっているのも或る。
20年以上、つまらん普通の作品してみ?生き残れた時は才能消えているから。食えるけど。

上手いアニメーターもなんか、上手くても有り難みが無い作品ばかり創るのはもう、気が付き出していると思う。
否定しても気がついているでしょ?


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